＜四日目　その１＞
　７時半に起床し、すぐに朝食。そして８時半前に宿を後にして徒
歩で美馬牛駅へ。小さな駅から一日が始まります。だけど、ちょっ
と早く来すぎたかな。。駅舎の中で20分ほど列車を待ちます。
第13ランナー 旭川行き
726D
富良野線
普通列車
美馬牛 → 美瑛
08：47 08：54
　旭川方面の列車に乗って１駅。美瑛で下車しました。今日の午
前中はずっと美瑛に滞在する予定です。さて美瑛といえば広大な
丘が有名な「丘の町」。そんな美瑛の自然と空気を満喫するに
は、自転車が一番最適でしょ。というわけでこれから３時間、レン
タサイクルで美瑛を走り回ります。天気はこの後悪い方向へ行く
ようですが、そんなことはあまり気にしません。

これから美瑛の丘へ
広大な丘と広大な空
　美瑛にはビュースポットがたくさんあります。なので見たいと思う
場所で、かつ駅からそれほど遠くないビュースポットを重点的に巡
ることにします。とはいえどういう順番で行くかは特に決めておら
ず、とりあえず自転車を漕いでビュースポットの近くを通ったら足
を運ぶ、という感じです。
　というわけで若干道に迷いつつも、30分ちょっとで「ケンとメリー
の木」というビュースポットに着きました。実に大きく、存在感のあ
るポプラの木です。ちなみにこの木の名前の由来となった「ケンと
メリー」は、この場所でロケが行われた日産のCMの登場人物な
んだそうです。そのCMが放映されたのが実に40年も前のこと。
そりゃぁ知らんわ（爆

個人的にお気に入りの一枚
下り坂を自転車で飛ばす、爽快な瞬間
　丘が多い美瑛は当然坂も多いですが、「ケンとメリーの木」を後
にしてからしばらくは下り坂が続きます。上り坂は極端に苦手だけ
どその分下り坂には相性抜群というのが自転車の常識。そんな自
転車ならではの特権を活かして、この辺りでは結構スピードを出し
ました。風がとても気持ちいいです。
　しかしそんな爽快感も束の間、ちょうど工事中の道にあたってし
まいました。。。舗装されてない砂利道なのでそんなにスピードを
出すことはできず。下り坂なのにこれはもったいないな（苦笑
　次のビュースポットに到着しました。丘の上にスクッと立つ１本
のカシワの木。いかにも美瑛らしい光景ですが、これは「セブン
スターの木」というスポットです。「セブンスター」というタバコの
パッケージにここの絵が使われたことから名付けられたようです。
自転車屋で貰ったマップによるとこの場所は美瑛駅から７キロの
ところ。実感はあまり無いですが、随分遠くまで来たもんだな。
　後ろを振り向くと、こんな素晴らしい景色が。大きなカシワの木
にばかり目が行きがちですが、そこは大自然の中。結構至る所に
絶景が広がっていたりします。ていうか丘だけで見たら「セブンス
ターの木」よりも眺めは上のような気さえしてきます。
　再び自転車を漕いで移動します。しかし「セブンスターの木」を
後にした後もいい眺めは変わらず続くため、ついつい自転車を止
めてカメラを構えてしまいます。広大な丘にはカーブも坂もゆるや
かな道が広がる。ツーリング客が駐車してあると思われるバイク
が写っているあたりもなかなかオツなものです。
　順調なサイクリングをしてきましたが、この辺りになるとさすがに
疲れも出てきます。体力無いな〜と思いつつも自転車を漕いでい
きます。そんな中、あれ、「親子の木」の近くを通ったような・・・。で
も完全にスルーしてしまった・・・。。。「親子の木」もビュースポット
の１つであったため、ちょっと痛いミスです。
　過ぎてしまったものはしょうがないとして、北西の丘展望公園に
到着。またも少し迷ったせいか、「セブンスターの木」を出てから
１時間近くかかりました。これから写真のピラミッド型の展望台に
上ることにします。

ストレートなネーミングの通り、丘がよく見える
美瑛の中心部の町並みも見えた
　北西の丘展望公園はそこそこ大きな公園なので、駐車場もある
程度の面積が確保されています。さらに売店もあり、少なくとも先
の２つのスポットよりは賑わっていると思います。・・・いやいや、セ
ブンスターの木も結構な数の観光客で盛り上がってましたけど。
　北西の丘展望公園を出るという時点でレンタサイクルの返却時
間まであと30分と少しを残すのみに。雲行きも怪しくなってきまし
たが、あと１つくらいビュースポット行けるでしょ。そう思って向かっ
たのは「マイルドセブンの丘」。ここもタバコのパッケージに使われ
たことからその名がつけられました。ちなみにマイルドセブンはか
なり有名なタバコの銘柄。未成年の自分でも名前だけなら聞いた
ことがあります。
　雨が本降りになる前に戻らなきゃ。そういう一心で自転車を走ら
せましたが・・・・・・・・・、間に合いませんでしたorz　ゲリラ部隊
の威力・・・もとい雨の強さは初日ほどではないにしろ、自転車を
返す頃にはかなりずぶ濡れになりました（涙　自転車に乗ってる
最中に雨に降られると悲惨な結末を迎えるというのは多くの人が
経験することですが、まさか北海道でこうなるとは・・・。。。観光
案内所でしばらく雨宿りをした後に外に出ると、雲間に青空が覗
いてる・・・・・・あれ？
＜四日目　その２＞
フロントページ トップページ